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2007年12月

2007年12月30日 (日)

デビュー&リタイア

年末も押し詰まった28日早朝家を出て途中MGTD改の友人と待ち合わせ茂木へ向かいました。
渋滞に巻き込まれる物の前日ポイントの清掃、タイミング合わせ、キャブ調整を行って置いたお陰でアイドルも安定して無事サーキットへ到着。
初参加組の数名と共にオリエンテーションを受けて早速走る事になりました。
インフィールドのパドックの周りを走るショートコースですが古いクルマに取っては充分な距離です。
混走なので速いクルマに注意しながら数周しだんだんとペースを上げようとした所、高回転側の伸びが今一に感じられる様になって来ました。
ピットに戻って調べるとポイント面が荒れています、どうもコンデンサーかコイルが悪い様です。
ポイントを磨き空ぶかしをした際、突然カタカタと大きな音が。
やばいメタルか?と思いましたがその場では1番シリンダーの圧縮が無い事まで突き止めてリタイヤ。
キャリアで自宅まで運ぶ事になりました。(格好悪い)

今日ヘッドを外してみた所案の定1番シリンダーのインレットバルブがコッターの下から折れていました。
ピストンにバルブの当たった跡は有りましたが、バルブが完全に落ちなくて良かった。
ヘッドガスケットも抜けている様です。
程度の判らないクルマをいきなりサーキットで走らせてのトラブルですので罰が当たりましたが、お陰で何時か見てやろうとしたエンジンの中を見る事が出来ました。
エンジン降ろしに備えてどの辺りにチェーンブロックを取り付けようかとガレージの梁を見上げています。

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2007年12月25日 (火)

PCをマックに

買い替えを必要とする様な魅力的な進化が感じられず、2003年からパソコンを4年間も買い替えずに済ませてきました。
会社勤めも終わりWindowsを使う必然性も無くなったので、OSが Leopard になった事を期に11月初旬マックに買い替えました。

1993年初めて買ったPCがマックだったのでいわば原点回帰です。
機種はiMacの24インチ、HDD750GBにしてアップルストアから購入。(メモリーはネットで2GB×2を手配)
ところが届けられたマックはOSがまだ古いTigerで、アップグレード版のDVDが同梱されていて自分でOSを入れなくては成らず面倒でした。
その後大きなHDDを半分に分けて BootCamp を導入して Windows Vista を入れ、古い Windows 環境をそっくり移設しました。

1ヶ月強使った印象は”でかい、きれい、静か、早い、スマート、オシャレ”とマックらしさを感じています。
久しぶりのマック固有作法に戸惑いましたが、慣れるとスマートな操作性は気持ちが良い物です。
Leopard vs Vista は思っていた以上に大きな違いは無いと思いました、ただしおせっかいが過ぎるVISTAよりLeopardの方がストレスは少ないと感じます。

最大の難点はシェアの少ないマックは有益なソフトが少ない事です。
そこで役に立つのが BootCamp 、全くストレス無くVista が使えるので今までのWindowsソフト資産がそのまま役立ちます。
ただ切り替えに再起動が必要になるのが面倒でマックを主体に使うべくメール、インターネット、ブログ、写真管理、iTunes 等はマックを使っています。
またマックからWindows側のHDDデーターにはアクセス出来るのも大変便利です。

ライバルの良い所を徹底的に追いかけてやがては物量でそれを凌駕していくマイクロソフト戦法の、ベンチマークたるマックOSがこれからどう変わっていくのか興味の有る所です。
良きライバルが有ってこそユーザーに有益な進化が有るので、少数派のマックをこれからも応援していきます。

2007年12月18日 (火)

ヒーター&ワイパー連動SW

バイク乗りでもあるので直接風の当たらないオープンカーは寒くなってもさほど気にしないで乗ってしまいますが、流石に朝は氷点下の季節になるとヒーターが欲しくなります。

MGTDのヒーター本体との水配管は終わっていたのに、実は本日やっと電気配線を行いました。
スズキジムニーのヒーターは風の通路内に有るニクロム線を使って3段階にファン回転をコントロールしている事が判りました。
そこでOFFも含めて4回路のSWを秋葉原へ出掛けた際探しましたが適当な物が見当たらず、得意のヤフオクでAC110V-5AのSWを探し月曜日に届きました。
電源はあらかじめ探して端子を取り付けていたので、後はブラケットを加工して取り付けるだけです。
この作業でMGTDは+アースだと初めて知りました。

近くの今市へ抜ける街道ががちょっとした坂道なので早速試運転、水温が暖まった所でSWをON、オヨヨ、ワイパーが動き出す!まるでB級喜劇映画の1シーンの様でした。
どうもアースだと思って落とした配線先がワイパーの回路だった様です、その為にファンの回転も変わりません。
家に帰ってアースをキチッとボディー側で取ったら、3段階の風量でちゃんと動く様になりました。

これで又一歩実用性が向上しました。P1050294

2007年12月15日 (土)

昭和の部品で元気に

MGが発進後回転が上がって来るとスムーズに加速しなくる現象が出てきました。
バックファイヤー気味にもなるのでどうも燃料が巧く供給されてない様です。
ボンネットを開けてアクセルをあおって見ると、燃料フィルターの所で泡立っているのが見えました。
燃料タンクが錆びていたのでどうもゴミが詰まっている様です。

早速ヤフオクで燃料フィルターを探してみると、昔乗っていたベレットに付いていた様な外から点検しやすいガラスのフィルターや最新のシールドタイプの物は結構高いのが判り断念。
今付いているのと同じ様な型のフィルターが旧車用として1500円で有ったのでそれを注文しました。
届いたフィルターの外箱は正に古い昭和製!
サニー、ブルーバード、チェリー、ニューセドリック、ダイハツフェロー、三菱ミニカ、鈴木フロンテ用と有るので1960年代かも知れません。
いずれにしろMGTDにはピッタリなので早速交換、外したフィルターは口で吹いてみると明らかに詰まっていました。

昭和製のフィルターに交換後エンジンは勿論快調に回る様になりました。P1050224

2007年12月 9日 (日)

晴天来客多し

BRGから届いたパイプに交換してヒーター配管が完了。
ホースバンドだらけの配管がいまいち美しくありません。

天気のよい午前中MGTC所有のNさんが尋ねてきてくれました。
猫と一緒にボンネットを覗見込む姿をパチリ。

幌のたたみ方や幌の格納場所の奥にリッド付きの物入れが有る事を教えてもらいました。(知らなかった・・・)
彼のMGTCにはダウンドラフトのウェーバーキャブやブレーキのブースターが付いているし、フロントのダンパーはテレスコピックが付く等の、普段走りを楽に出来る様にとの改造がなされていました。

午後はロータス7でOさんが尋ねてきてくれました。
彼からは何故か沢山有るというグリスガンを戴く事になりました。
今日は来客が多くヒーターのエア抜きが後日の作業となりました。P1050205
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2007年12月 7日 (金)

MGヒーター取り付け

必要な部品が揃ったのでMGにヒーターを取り付ける作業を始めました。

形状の小さなだるまヒーターをヤフオクで探しましたが生憎無く、出来るだけ小さくシンプルなスズキジムニー用を1500円で落札しました。
幅の狭いコックピットに邪魔にならない様に搭載するのと、デフロースター等の機能は必要ないので余分な部分を切り取ります。(野蛮な加工法です)
実際に当てがって見ると上下を逆にした方が収まりが良いのでヒックリ返して取り付ける事にしました。
切り取り過ぎたダクトをセメダインXで再接着し、ヒーター本体をコックピット内の構造用パイプに取り付け。
ダッシュボードに温水ホース貫通用の穴を開け、ヒーターからのホースにBRGで購入した切り替えバルブを取り付けました。

ここでいよいよ車体の冷却水ホースを外す作業です。
クランプを緩めるときれいなクーラントが漏れてきました。
所がホースをドライバーでコジッて外そうとしたら何やら変な感触。
外してみると、バイパスが付いているラジエターの下側とポンプをつなぐパイプが腐食し先端が崩れ落ちていました。
ここで作業はストップです。

BRGに電話をすると在庫が有ったのですぐに発注です。
とにかく走行中にパイプの腐食部分が破損する事態にならなくて幸いでした。

予定作業が中断し天気も良かったので久しぶりにハーレーで近所を一回り、バイクでは寒さが厳しい季節になってきました。P1040960
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2007年12月 5日 (水)

今度は時計の修理

MGTDはタコメーターの中に時計が有りますが、当然ながらこれも動いていません。
そこでこれも駄目元で直す事に挑戦しました。

時計はタコメーターの裏側から2本のネジで止められているだけなので簡単にはずせました。
時計のカバーを外して中を眺めると、動力源はヒゲゼンマイで支えられた真鍮円盤に取り付けられた鉄辺をコイルに電流を流し引き付ける事だと判りました。
テンプの往復運動にする為にはコイルに断続的に電気を流す必要が有ります。
仔細に見てみると円盤の中心近くに小さな棒が立っていて、コイルと電線で結ばれているバネ状のこれまた小さな板と接する様になっています。
しかも接触部分が黒く汚れていたので慎重に清掃しました。

12Vをつなぐと今度は見事に動き出しました。
という事で不具合が時計本体のメカで無かったので何とか直す事が出来ました。
最初は1時間で1分ほど遅れていましたが、調整ネジを+側に回して6時間で誤差ゼロになったので注油もせずそのまま組み付けました。

エンジンを止めた静かな場所で時計がチクタクと時を刻むのを聞くのはこれまた風情が有ります。

前日頼んでおいたスピードメーターケーブルが宅配便で届いたので早速組み付けた所今度はちゃんと動きました。
ちなみに40Mile/hは2800r.p.m.でした。

これでインパネの計器類が全部動く様になりました。P1050174

2007年12月 4日 (火)

MGスピードメーター修理

インナーワイヤが切れたスピードメーターケーブルをMossから届いた新品に交換し試運転。
所が期待に反してやっぱりメーターが動きません。
メーター裏のジョイントを外して走ってみたらインナーワイヤが回ってない!
またジャッキアップしてワイヤーを外すと、ミッションに近い方でまたもやワイヤーが切れていました。

Mossは粗悪品の思いがよぎりましたが、切れたワイヤーを差し込んでスピードメータを手で回そうとしたら全く動きません。
メーターを外して確認しても変わらないのでこれはメーター交換かと思い、昨日部品と一緒に到着したMossのカタログを見ると$409.95と高い!
そこで駄目元でバラして見る事にしました。

結果メインシャフトと積算計を駆動しているシャフトのオイルが固着している事が判りました。
固着オイルを取り除き液体コンパウンドで磨いた後シリコングリスを塗布して組み立てた所、手でインナーを回転させるとスムーズに作動する様になりました。
針も動くので多分これで直っている筈です。

ワイヤーが切れてくれたお陰で、ミッション内部やメーター本体が破損せず大事に至らなくて良かったと思います。
アンティークな色合いのメーターを新品にしなくてラッキーでした。P1050154
P1050165

2007年12月 3日 (月)

Mossから部品が届く

ワイパーブレードのゴムが見事に硬化して破損していたのと、スピードメターが動かず調べてみたらワイヤーが切れていました。
11月20日にオーダーした部品が2週間弱でUSAのMossから届きました。

物差しの様な板は燃料計です。
この年代のMGには現代のクルマの様な燃料計が有りません。
この棒を燃料キャップから突っ込んで残量を量れる様になっています、満タンで15ガロンとなっています。

裏にはスペックが書いてあり14.2MPHPER1000RPMと有るので、3500rpmで約80Km/hだと云う事が分かりました。

一緒に頼んだパーツリストが届いたのでこれで構造が判る様になりました。
オリジナルでは無い物の(ワイパーは台湾製、スピードメーターケーブルは外皮が太い蛇腹でした。)部品の殆どが2週間程度で手に入るので、これからも利用しようと思います。Wiper
Cable
Moss

2007年12月 1日 (土)

蕎麦の製粉

収穫した蕎麦の実は乾燥した後、業者に頼んで脱穀して貰いました。
次の作業は製粉です。
千葉県松戸市の中小企業が集まった一角に有る、日高製粉機製作所と云う石臼の製粉機を作っている会社の機械を借用しました。

鉄のローラーを用いた製粉機の方がはるかに短時間で大量の作業が出来ますが蕎麦の繊維を砕いてしまう為、つなぎを用いない10割蕎麦を作るには昔ながらの石臼が一番だそうです。
製粉機の上部から脱穀した蕎麦の実を投入します。
一番右側で心配そうに見ているのが日高製粉機製作所の社長さんです。
多孔質の石で出来ている石臼には沢山の溝が掘られていて、中程から投入された蕎麦の実は外側から粉と成って排出されます。
更に蕎麦粉は樹脂の柱に支えられた電動フルイに掛けられ純粋な蕎麦粉だけに分別されます。
朝8時半から5時まで休まず機械を動かして15Kgしか製粉出来ませんでした。
昔は更に小さな石臼を手で回していたのですから大変な作業です。

最近の手打ちそばブームで、おそば屋さんで製粉機を導入する所が増えているそうです。
こうした昔ながらの機械を作っている会社が成り立っているのは嬉しいですね。

おいしい年越し蕎麦を食べる為の道のりは遠く、如何にに大変な事か思い知らされます。Photo
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