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2007年6月 3日 (日)

たぶん最後のご褒美

5月24日の自動車技術会60周年記念パーティーで思いがけず功労賞をいただきました。続く6月1日自動車技術会関東支部大会ではフェローに認定されました。定年を迎えると世間との関わりが少なくなるので素直に大変嬉しく思いました。

自動車技術会は(http://www.jsae.or.jp/)1947年(昭和22年)に設立された自動車に係わる研究者、技術者および学生などの会員から構成されている会員数4万人を超える日本最大の学術団体です。
私の場合1972年と比較的古い入会で(設立以来の会員もいます!)若い頃委員会活動を少しだけ行い、自技会誌に新車解説など投稿し(残念ながら学術論文はありません)その後2002年から2006年まで4年間理事と複数の委員会の委員長などを務めていたのでそれが評価されたようです。

自動車技術会の活動は会員のボランティア活動で支えられていて理事と言ってもギャラは全くありませんでした。(常任ではないので会社の仕事と調整しながらの活動でした。)
ただし委員会活動を通じて日頃はライバルとして競い合っているメーカーの方や、著名な大学教授さん達とも大勢お友達になれて私にとって大変貴重な体験でした。

学会の良いところは学術講演会が参加者が楽しめる場所で行われます、春はパシフィコ横浜ですが秋には私の在任中でも福岡・京都・名古屋・仙台等で行われました。
また海外の学会との共催も有りSAEはデトロイト、FISITAではフィンランドとスペイン、SETCではチェコとタイ等にも出かけました。
これらの国々の学術講演会には日本から大勢の若い技術者が参画し、立派に発表しておりとても頼もしく思いました。
敗戦から60年、東洋のちっぽけな日本が世界一の自動車王国に成ったのもこうした一人ひとりの技術者の努力の結果と思います。
今日本を猛烈な勢いで追い上げているアジア諸国の技術者の論文発表のレベルは現在決して高いとはいえませんが、油断をしているとアメリカのように成ってしまうので努力は欠かせ無いと思います。

定年一周年を迎え一寸だけ昔を思い起こす事が続きました。
俗世界は元気な後進に任せて頑張ってもらい、私は定年後の楽園生活をこれからもエンジョイしたいと思っています。

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